「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」では、研究開発の一環として、運航管理システムの環境整備に向けて、運航管理システムのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の仕様書を公開しています。
APIを利用することにより、NEDOプロジェクトに参画していない国内外のドローン事業者の方も、運航管理システムとの相互接続試験を行うことが可能となります。
お知らせ
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2019/10/30
運航管理システム
「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」(DRESSプロジェクト)では、安全な運航を実現するための「運航管理システムの研究開発」を進めています。
運航管理システムとは、様々なドローン運航者が同一空域でドローンを飛行させる中での衝突回避や、地形や気象条件を考慮した安全な運航を支援するシステムです。
運航管理システムAPI
運航管理システムのうち、「運航管理機能」(ドローン事業者)が「運航管理統合機能」や「情報提供機能」と通信を行う部分のAPIを公開します。
※運航管理システムの概要はこちら
運航管理システムAPIに接続すると以下の二つの機能を利用することができます。
1.運航管理機能(ドローンの運航にかかる情報共有)
複数の運航者のドローン飛行情報を共有したり、危険情報や空域情報を取得することで安全な運航が可能となります。
・飛行計画が他の運航者と干渉しないことを確認できる
・飛行中にドローンの位置を他の運航者と共有し、安全な運航を行う
・危険状態の時に警報を受け取り対処する
・安全に飛行するための空域の情報を参照し活用する
2.情報提供機能(ドローンの運航条件(地形や気象)の把握)
福島ロボットテストフィールドおよび周辺地域の3次元地図情報やドローン向けの詳細な気象情報(風雨)をAPIを通じて取得することで安全な運航が可能となります。